生地の選択を工夫すればトラッドなイメージにも、スポーティーな印象にも
スニーカーと聞くと、カジュアルな印象が強い方が多いですね。
スニーカーといっても素材も形も様々です。
生地の選択を工夫すればトラッドなイメージにも、スポーティーな印象にもなります。
カジュアルなスニーカーをあえてコーデに取り入れるメリットとは、
- 穿きやすい
- 気取らない感じ
- 運動性がいい
- 雨に日でも穿ける物が多い
- スポーティーな印象になる
などがあります。
これらの魅力のあるスニーカーをどのように選択すれば、女子ウケのいい冬コーデになるのでしょうか。
@柄パンの華やかな印象を締めるには「黒×ミッドカット」スニーカー!
ミッドカットは、ローカットとハイカットの中間の丈のスニーカーです。
春や秋に大活躍のアイテムで、クロップ丈のパンツに合わせるのに最適です。
クロップパンツコーデの時に、ハイカットかミッドカットか迷う方もいらっしゃいますが、身長が低い方は、ミッドカットの方が、全体のバランスが良くなります。
「冬にはミッドカットは穿けないの?」…いえいえ、そんなことはありません。
もちろん冬のボリューミーなコートスタイルの時のときこそ、クロップパンツや、ワンロールアップのパンツはスッキリ見えておススメです。
この時に、スニーカーを合わせるならミッドカットかハイカットスニーカーが相性抜群です。
ダウンジャケットやファーフードの付いたモッズコートでトップスに厚みが出た時に、くるぶしの肌がチラ見するとたまらなくセクシーなのです。
とは、いっても寒い冬に「くるぶしを出すのは寒〜い!」という人は、標準的な丈のパンツの中にミッドカットスニーカーを合わせましょう。
「どんなパンツの時にミッドカットスニーカーはおススメなの?」答えは柄パンです。
柄パンは、冬のオシャレアイテムなのですが、パンツ以外のアイテムの組み合わせが難しいアイテムでもあります。
柄パンにローカットのパンツを穿いて、ボーダーの靴下がチラ見したら、柄×柄でとんでもなく、うるさい印象になってしまいます。
柄パンを合わせた時には、靴下が見えないミッドカットかハイカットスニーカーがおススメです。
ハイカットは足首の運動性が鈍くなるので、運動をしやすいのはミッドカットです。
特に黒は全体のコーデを引き締める役割があるので一つあると重宝します。
A季節感をちょい足しするなら「グレー×ウール×ローカット」スニーカー!
色味の薄いコートの時に鏡を見て「なんか寒々しく感じるなぁ」と感じた時に、靴で温もり感をアップさせると冬コーデも一段とオシャレになります。
マットな雰囲気のモッズコートやトレンチコートの場合、トップスがのっぺりした印象になります。
特にモッズコートでファーフードが付いている場合、マフラーを巻くと、首回りがモコモコし過ぎて、野暮った印象になります。
これではせっかくの男っぽいモッズコートコーデも女子をがっかりさせてしまいます。
こんな時は、さびしい感じの足元に温もりを足しましょう。
ウールのスニーカーなら、コーデのラインを崩さずにウールの柔らかい感じをプラスできます。
ローカットのスニーカーなら、モッズコートやトレンチコートがロング丈でも、バランスがばっちり取れます。
このスニーカーはローカットなので、ロング丈(標準丈)のパンツと合わせやすいですね。
靴のウールの存在感が大きいので、ベージュのチノパンやカーキのカーゴパンツなど、インパクトがそれほど強くない色味のパンツでも、コーデにメリハリを生んでくれるのはありがたいですね。
ローカットで生地の面積も小さいので、派手なコーデを嫌う人にでもコーデにアクセントをつけるのに便利なアイテムです。
また、冬のアウターにレザージャケットやダウンジャケットなど光沢のあるアイテムをチョイスした場合も、足元にウール素材を持ってくることで、光沢が調和され、ギラギラしたイメージになりません。
レザーアウターにウールのスヌードやマフラーをすればウールのサンドイッチ効果で、一層オシャレ度が上がります。
アウターもボトムスもさっぱりした印象のアイテムでも、ウールのサンドイッチがあればシンプルコーデも温もり溢れる冬コーデに早変わりです。
Bシンプルな冬コーデにさし色効果を足すなら「レッド×キャンバス×ローカット」スニーカー!
「赤の靴」と聞くだけで拒否反応を示す人もいるかもしれません。
冬のコーデはコートを含め、マットな印象な色味が強いのが特徴です。
コートが無地のロング丈ともなれば、生地面積が大きくなるのでなおさらです。
これでは老けた印象になり兼ねません。
こんな時におススメなのが、1アイテムだけビビッドカラーをコーデに取り入れるというワザです。
ニットやボトムスを赤やロイヤルブルーといった原色をいれるとコーデにメリハリがでます。
とはいっても、「アパレル店員ではない限り、一般ウケしないのでは?」といった声が聞かれるのも現実です。
こんな時におススメなのが、「靴にビビッドカラーを取り入れる」です。
靴なら、体の一番下なので目立ちませんし、お友達がふと下を見た時に「おっ!いいね。その靴。オシャレ」とさりげなく突っ込まれるくらいで済むので、目立つことが苦手な人にも取り入れやすいのではないでしょうか。
体の一番下でも、赤の色味は強いので、コーデに若さを与えるアクセントには十分です。
特に赤を相性のいいブラウンやベージュと一緒にコーデに取り入れるのがいいですね。
例えば、ブラウンのチェスターコートに赤のスニーカーなんておススメです。
かっちりしたチェスターコートに、カジュアル感やスポーティー感をプラスすれば、女子ウケの高いキレカジファッションの完成です。
スニーカーで色味があるので、トップスはシンプルな色のアイテムで良いですし、ボトムスも黒のチノパンで締めれば、スマートなキレイ目ファッションになります。
ニットにビビッドカラーを取り入れるよりも、色の組み合わせなどがない分、気軽にコーデに取り入れることができます。
チェスターコートのようなロングコートの場合は、ローカットタイプの方がバランスがいいですね。
特にロールアップしないで標準丈のボトムスなら、なおのことローカットの方がいいですね。
ローカットなら面積も小さくなるので、ビビッドコーデ初心者の人にも気軽にトライできるのでおススメです。
CIラインコーデにボリュームを足すなら「白×PUレザー×ハイカット」スニーカー!
ハイカットのスニーカーは、クロップパンツとの相性が抜群です。
とはいっても寒い冬に丈が短いクロップパンツは寒々しくて嫌だという人には、裾にリブのあるジョガーパンツがおススメです。
ジョガーパンツも丈が様々ですが、丈が長めのジョガーパンツをスニーカーにINするスタイルはどうでしょう。
ジョガーパンツに限らず、裾にリブのあるパンツ(スウェットなど)をハイカットのスニーカーにINすると、スニーカーのベロがきちんと見えて、オシャレ度もぐっと上がります。
トップスがチェスターコートやダブルのコート、またはレザーの辛ルックの時に、カジュアルなボトムスをコーデするとカッコいいですよね。
この時にジョガーパンツ+ハイカットスニーカーという組み合わせにすると、甘×辛MIXコーデになり、センスの良いコーデが完成します。
ハイカットスニーカーの場合、ベロにロゴが入っている物が多いので、それをアピールした方がいいですよね。
白のスニーカーにネイビーのブランドロゴがある場合、ネイビーのジョガーパンツにすれば、色の統一感のあるコーデになります。
もちろんチノパンやデニムのパンツの下にハイカットスニーカーを穿くのもクールです。
「アウトドアデートだから、レザーブーツだと場違いな感じがする」なんて場合は、カジュアルなハイカットのスニーカーが良いですね。
また、タイトなシルエットのショート丈のコートの時に、足元にボリュームを出すと、コーデに締まりが出ます。
ショート丈のダブルのP-コートは、トラッドな雰囲気でカッコいいのですが、意外にコーデが難しいアイテムでもあります。
ボトムスも細身のシルエットな物を合わせて、Iラインを作るのが、クールなコーデです。
このIラインコーデの時にハイカットスニーカーで足元にボリュームを足すと、全体のバランスが良くなります。
ダブルのかっちりした雰囲気に、カジュアルなスニーカーを合わせれば、甘×辛MIXコーデになり、オシャレ度ぐっとアップします。
細身のラインを着崩していると女性からも「オシャレに慣れているなぁ」と感心されてしまうかもしれません。
女子ウケするスニーカーを使用したおすすめのコーデ例
ここまで私のおススメするスニーカーをご紹介してきましたが、「何のボトムス」と合わせればいいのか分からない」
「何のトップスと合わせればいいのか分からない」といった人のために全身コーデをご紹介しましょう。
今回は@でご紹介した黒のミッドカットスニーカーでのコーデです。
カモフラ柄のスリムパンツは、オシャレなアイテムではありますが、柄の面積を大きい分、がちゃがちゃした印象になりがちです。
スッとまとめる役割を果たすのが黒のスニーカーです。柄パンツコーデの時に気をつけたいのが、パンツ以外に柄を足さないことが鉄則です。
こんな時に、靴下で色が足されると、コーデがうるさくなってしまいます。
柄パンの時は、靴下が見えないミッドカットかハイカットのスニーカーがベストですね。
トップスも白とグレーとさっぱりしたトーンなので、カモフラ柄を目立たせるには、黒のスニーカーをコーデの一番下にもってくるのがベストチョイスです。
目立たせるアイテムを、コーデで一つだけ決めて、他のアイテムはシンプルにしたり、黒でまとめたりするとコーデ全体のバランスにメリハリがあって、グッとオシャレ度が上がります。
アクセントアイテムと引き立てアイテムのコーデを引き締めるのに黒のスニーカーはおススメです。